2023年のご挨拶と取り組むこと
あけましておめでとうございます。
2022年も、株式会社スタイリッシュ・アイデアは多くのお客さまに機会をいただき、シナリオプランニングを活用したさまざまなプロジェクトに取り組みました。2022年にお世話になった皆さまに、心より御礼申し上げます。
株式会社スタイリッシュ・アイデアは今年2023年で創立10周年を迎えます。
広がり続けるシナリオプランニング活用の機会
この10年間、一貫してシナリオプランニングを活用したご支援を続けてきました。今でも手法としてのシナリオプランニング自体を学ぶ機会(企業研修など)も数多くありますが、ここ最近は、『実践 シナリオ・プランニング』にも書いたように、さまざまな目的のためにシナリオプランニングを活用してきました。
ここ数年に実施したプロジェクトを振り返っても、
- 中期経営計画策定のためのシナリオプランニング
- さまざまな戦略策定のためのシナリオプランニング
- 研究開発等のロードマップ作成のためのシナリオプランニング
- 次世代リーダー育成のためのシナリオプランニング
- チームビルディングのためのシナリオプランニング
などのテーマに取り組んできました。
2023年のスタイリッシュ・アイデア
このように本格的にシナリオプランニングを活用されたいお客さまのニーズに応えるために、シナリオプランニング自体の最新動向を追うことはもちろん、それだけにとどまらない専門分野や手法の知見を深めていきます。
同時に、理論や手法の探求にとどまらず、起こり得る不確実な可能性を具体的に検討するため、変化し続ける外部環境のリサーチも幅広く行っていきます。
これらの取り組みをとおして、2023年はコンサルティングの質を一段と高めていきます。
そして、このようにして取り組んだ成果を、コンサルティングのお客さまにとどまらず、さまざまな形でオープンにしていきます。
現時点で検討しているのは、大きく3点です。
- シナリオプランニング講座のアップデート
- シナリオプランニング以外のオープン講座の開催
- 積極的な情報発信
(1) シナリオプランニング講座のアップデート
1点目は、弊社の看板講座「シナリオプランニング活用講座」のアップデートです。
中でも頻繁に開催している「基礎編+実践編」は、都度、テキストの内容や進め方をアップデートし続けており、数年前のものとは大きく変わっています。
毎回、アップデートしたあとに「これで完成版になるのでは」と思うのですが、しばらく経つと、アップデートしたい部分が出てきてしまいます。おそらく今年も何度かのマイナーアップデートを繰り返すと思います。
「基礎編+実践編」以上に大幅にアップデートしようと思っているのが、「基礎編+実践編」に続く「応用編」です。「組織でのシナリオプランニングの実践方法」を体得していただくための講座として長らく提供してきましたが、「基礎編+実践編」を受講された方、そして過去の「応用編」を受講された方のフィードバックも踏まえてアップデートしていきます。
こちらは夏頃にはオープンにできるように進めていきます。
(2) シナリオプランニング以外のオープン講座の開催
2022年も「未来創造ダイアローグ入門講座」や「ロジックモデル活用講座」などの新規講座を開催しましたが、2023年は、これらシナリオプランニング以外の講座も開講していくと同時に、新しいテーマの講座を開催できればと思っています。
また、このような腰を据えて学ぶ講座以外にも、もう少し肩ひじ張らずに参加できるセミナーも随時開講していく予定です。
(3) 積極的な情報発信
2022年は忙しさにかまけて、特に後半、メールマガジンの発行が滞ってしまうこともあったので、それを改善していきたいというのはあります。
ただし、それ以外にも、より弊社の取り組みをわかりやすくお伝えするための情報などを、もっと積極的にオープンにしていきます。
2023年もよろしくお願いします
2022年最後のメールマガジンでは、ご挨拶として、次のようなことを書きました(一部分の抜粋です)。
これら出来事(※新型コロナウイルス感染症やロシアのウクライナ侵攻のこと)が私たちにもたらしたのものは、仕事や生活においてさまざまですが、その中の大きなひとつは情報との向き合い方でしょう。
全貌がわからないまま、状況は刻々と変わり続けていく中、私たちは誰も正解がわからないまま事態を見極め、自分たちの現状に照らして、意思決定をしていかなければいけませんでした。しかも、一度決めたらそれで終わりではなく、変わり続けていく状況を追い、自分たちの理解を見直し続けていく必要がありました。
これは、まさにシナリオプランニングそのものだと感じます。シナリオプランニングは、未来を描くためだけの手法ではなく、私たちの世界の見方、情報との付き合い方、そして自分たち自身の動き方をアップデートし続けていくための手法です。
株式会社スタイリッシュ・アイデア メールマガジン 2022年12月23日発行分
ここ数年、シナリオプランニングの注目度が高まってきていますが、シナリオプランニング自体の情報も、さまざまなものが行き交っています。
注目が高まり、実践する人が増えてくることで、今後、「形式として未来を描くだけのシナリオプランニングは意味はないのでは?」と気づく人も増えてくるのではないかと思います。
そうなったとき、私たちシナリオプランナーの役割は、上でご紹介した引用部分で書いたことを意識し、自らが実践者として不確実な将来に向けた取り組みを進めていくことで、形式を超えたところにある本質的な活用方法をお伝えしていくことではないかと考えています。
新しい年も皆さまと不確実な将来の可能性を探求できることを楽しみにしております。
株式会社スタイリッシュ・アイデア
新井宏征
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単に複数シナリオをつくって終わりにしないためにも、プロジェクト等の設計時点からご相談いただくことをお薦めしています。